【重賞回顧】富士ステークス、菊花賞

この記事では、9月19日・20日に実施された重賞2レースを回顧して、上位3頭の短評と次回積極的に買いたい馬をまとめています。
次回の予想につながるヒントになる可能性があるので、ぜひ読んでいってください!

富士ステークス

バルサムノートが逃げ、バスラットレオンが続く流れで、ペースとしては平均。道中のポジショニングが極端に後ろからだと届かない展開となった。G1常連のソウルラッシュ、セリフォスに人気が集まったが、レースはスムーズに外を回したジュンブロッサムが抜け出して1着でゴール。初重賞勝利となった

【上位3頭の短評】

ジュンブロッサム
2着のソウルラッシュ、4着のセリフォスに比べてスムーズな競馬となったものの、実力は示した。前走も前有利の展開で差してきて3着と、能力は間違いないため、差しが決まる展開であれば本番でも十分期待できる内容だった。

ソウルラッシュ
休み明けらしいズブさが見られた一戦だった。ただし、レースでは直線で進路がふさがれる不利もあった中で最後に伸びてきての2着であり、本番に向けてのステップとしては上出来。1度叩いた上澄みがありそうで、本番で期待したい。

ロジリオン
終始外を回っており、比較的スムーズに不利なく走っての3着。斤量の恩恵もあったため、手放しでの評価はできないが、これまでのレースからしても世代上位レベルはありそうで、毎回オッズもついているので、狙いやすい馬ではある印象。

【上位3頭以外で次回買いたい馬
セリフォス直線で馬群に包まれてまったく追い出せずの4着。不利がなければ着順が上がっていたであろうことを考えると、次走も買えそう。近走の結果で馬がピークを過ぎたと思ってもらえればありがたい。

クルゼイロドスル
後方からで展開向かず。最後は伸びてきているがそこまで速い上りが使えるタイプではなく、あのポジションからでは届くはずもなかったので、評価を下げる必要はない。出足がつかず、1600mのペースについていけなさそうなので、次走ではないが2000mくらいに距離延長して、うまく先行できそうなタイミングがきたら狙いたい。

パラレルヴィジョン
直線ではアルナシームが外に出てきたため進路がなくなりブレーキを踏むロスあり。どちらかというと右回りのほうが向いていそうなので、右回りで出てくれば注目したい。

菊花賞

メイショウタバルが逃げると思いきや、先手を取ったのはエコロヴァルツ。エコロヴァルツがそのまま行くかと思いきや、スタンド前でノーブルスカイ、メイショウタバル、ピースワンデュックと先頭が目まぐるしく入れ替わる展開。ペースが安定せず、馬の出入りが激しい競馬となり、ペースを上げたことで消耗が大きい馬も。レースは、後方待機から徐々にポジションを上げ、3角時点では既に先行勢に追いついていたアーバンシックがそのまま差し切り勝利。

【上位3頭の短評】

アーバンシック
馬の強さはもちろんのことながら、騎乗が完璧だった。今後もきちんと折り合えるようであればさらなる活躍があり得そう。スタートが課題。

へデントール
直線での反応が若干遅くなり、加速が遅くなったが、スムーズであれば1着まであってもおかしくなかった。向正面でポジションを上げ始めてから長く足を使えていたので、今後の長距離路線での活躍に期待したい。

アドマイヤテラ
早めにポジションを上げて粘り込んでの3着。武豊騎手の好騎乗が光った。本馬も今後の長距離路線での活躍に期待。

【上位3頭以外で次回買いたい馬

ショウナンラプンタ
鮫島克駿騎手の初G1勝利とはならなかったものの、世代上位レベルの実力を発揮。秋以降折り合えるようになったのが大きい。今後に期待できるレースぶりだった。ただ、この4着で次走人気になりそうなので、買うか買わないかはオッズを見ての判断となりそう。

ビザンチンドリーム
これまでで、一番ちゃんと競馬をできていた。直線での伸びも素晴らしく、ダノンデサイルを上回る上がり最速も評価できる。次走に限らず、今後注目しているが、人気で買うには怖いので、人気がないときこそ買いたい1頭。

ダノンデサイル
内のポジションを取ったため、先行争いでバテた馬が後退していた影響をモロに受けてしまっていた。今回の敗戦でダービーがフロックだと疑われるようであれば、おいしいオッズで買えそう。

エコロヴァルツ
ダノンデサイル同様にバテた馬の影響で不利を受けた。次走も岩田康誠騎手が継続起業するようであれば狙いたい。

メイショウタバル
距離が長すぎた。毎日杯の走りを見ても能力は間違いないので、もっと短い距離なら積極的に買いたい。

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